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医薬品情報一覧
【Q】小児に使用できるNSAIDsは?
【A】小児における解熱鎮痛剤の第一選択はアセトアミノフェンと考えられるが、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)で小児に推奨されるのはイブプロフェンである。
【Q】低用量アスピリンの胃腸障害にH2遮断薬は有効か?ガスターなど
【A】以下の報告により、低用量アスピリンの投与時にはH2ブロッカーよりもPPIの併用が望ましいと考えられる。ただし、H2ブロッカーは低用量アスピリンの胃腸障害を低下するとの報告もあるため、臨床現場での判断となる。
【Q】メトグルコ (メトホルミン) とヨード造影剤の中止期間は?
【A】日本においては、腎機能正常患者に対するメトグルコ (メトホルミン) の中止開始時期は造影剤使用前である。また、ヨード造影剤投与後48時間は投与を再開してはいけない。
【Q】PPIによる下痢の副作用は?機序は?
【A】PPIによる膠原性大腸炎 (collagenous colitis : CC) が考えられる。PPIを中止することで下痢が消失したという症例報告もある。
以下参考。
・CC‥慢性水溶性下痢の原因であり、大腸内視鏡所見がほぼ正常で病理学的に特徴的な炎症所見を呈する疾患…
【Q】モルヒネ塩酸塩注射液と生食の配合変化は?(携帯型ディスポーサブル注入ポンプ)
【A】以下の情報により、携帯型ディスポーサブル注入ポンプ内でのモルヒネ1%製剤使用の時は少なくとも14日間安定で、モルヒネ4%製剤使用の時は少なくとも30日間安定と考えられる。
【Q】消化管出血にアドナ、トランサミンは有用か?
【Q】イントラリポスは他の輸液製剤で希釈可能か?配合変化は?
【A】イントラリポス添付文書の〔重要な基本的注意欄〕に「本剤に他の薬剤を混合しないこと」と記載があるため、希釈は不可である。他の薬剤と混合すると経時的に粒子系が粗大化される可能性があるためである。
【Q】ムコフィリン吸入液を造影CT時の腎保護目的で処方できるか?
【A】ムコフィリン吸入液 (N-アセチルシステイン) の腎保護目的での使用は適応外であり、腎保護目的で処方することは不可である。ただし、腎保護作用に関して以下のような報告 (N Engl J Med 2006; 354: 2773-2782.) が上がっており、これまでにN-アセチルシステインを内服することが広くされてきている。
【Q】ゴーストピル (殻錠) が糞便中に排泄される薬剤は?
【A】服薬した錠剤がその形状を残したまま糞便中に排出されることがある。いわゆるゴーストピルである。徐放錠などが該当すると考えられる。以下に添付文書に記載がある代表的な薬剤をまとめた。先発品にはなく後発品のみにゴーストピルに関する記載がある薬剤もある。